JUJUを聞くとおばあちゃんを思い出す
わたしは自他ともに認めるおばあちゃんっこでした。
子供のころは、小児喘息・百日咳などで今では考えられないくらい病弱で、2~3歳ごろが母が弟を妊娠・出産した時期だったのもあり、車で20分の祖父母の家に預けられることが多かったのです。
おばあちゃんもよく、
「毎日夜になると、喘息で息が止まったんよ。そのたびに背中をバーーーンッってたたいてたんやで」
「夜中に咳が止まらん時は、何度も救急病院に連れて行ったなー」
と、思い出話をしてくれてました。
わたしの食の好みも、完全におばあちゃん譲り。
家族でわたしだけ好きなものが違うのは、おばあちゃんの食の好みで育てられたからに違いありません。(笑)
料理の得意なおばあちゃんでしたが、わたしが一番好きだったのは「ほうれん草とたまごのおじや」。
丁寧にとった出汁を使ってつくるおじやは、ふわふわとろとろで、めちゃくちゃおいしく、大人になってからもよくリクエストしていました。
今は自分で作りますが、何か一味足りず、やっぱり出汁が決め手だったのかなー。
そんな大好きなおばあちゃん。数年前に亡くなりました。
病気発症と前後して認知症にもなり、最初は自宅介護で、2年ほどは入院生活。
おじいちゃんは亡くなっていたので、わたしの母・父や、伯父・伯母が毎日会いに行って、介護をしていました。
わたしは関西の実家を離れて東京で暮らしていたので、会いに行けるのは年2~3回くらい。
会うたびに、どんどん小さくなっていって、でも、手をにぎると温かくて。
話をしていると、たまに「きゅっ」と小さく握り返してくれて。
こんな時間が長くは続かないことはわかりながらも、長く続いてくれることを祈る日々でしたが、とうとうその日はやってきました。
家族・親戚一同でおばあちゃんの思い出話を一晩中語り合いながら、お葬式も無事に終わり、東京へ帰る新幹線の中。
小田原付近の海が見えるところでイヤホンから流れてきたのが
JUJUさんの「また明日」
子供を残して亡くなってしまう母の想いを歌った優しい歌です。
これまでも何度も聞いたことがあったけど、おばあちゃんを亡くしたばかりのわたしの心に突き刺さりました。
新幹線の中で涙腺崩壊。
東京に着くまで、ずっとリピートし、ずっと泣いてました。
しばらくたってカラオケに行って、この曲を入れました。
またしても涙腺崩壊。
歌もすばらしく泣けるんですけど、PVが重なるとさらに泣けてしまって・・・
「また明日」のイントロを聞くとおばあちゃんを思い出し、サビになると号泣し、JUJUさん=おばあちゃん、がワタシの脳にインプットされてしまいました・・・。
この記事書きながらYouTubeで見て、また涙・・・
おばあちゃん、わたしを愛してくれて、本当にありがとう。
ほうれん草たまごおじや、おばあちゃんみたいに美味しくつくれるように、がんばるね。
わたしは、コロ&さとと、幸せに暮らしてるから安心してね。