大好き・カールとの切ない思い出
大好きなおやつ、それは「カール」。
しかし今、わたしの住んでいる東京では売ってない・・・(涙)
なので、カールの思い出を熱く語ります!
関西出身のわたしにとって、カールは「うすあじ」
誰がなんと言おうと「うすあじ」。絶対「うすあじ」。うすあじを食べて育ったといっても過言ではない。
口にカールをポイっと入れて、しばらくそのまま「風味豊かな和風だし」を味わうのが大好きでした。
しかし・・・!!
十数年前、就職して東京に出てきて、スーパーに行ってみたら・・・
カールのうすあじが売ってない・・・!!!
近くのスーパーやコンビニを全部回ってみても、カールは、チーズかカレーしか売ってない・・・
なぜ、なぜ、なぜなのですか!!
カールおじさん、なぜなのですか!!
なぜ、うちの近所ではうすあじを買えないのですか!!
ものすごくカルチャーショックを受け、会社で先輩たちにこの思いを熱く語っていたら、あだ名が「カールちゃん」になりました。
毎日「今日もカール食べた?」と聞かれるようになりました。
あの頃は若かった・・・。
わたしの生活範囲では買えないので、実家に帰るたびに、段ボールいっぱいにカールのうすあじを詰めて持って帰ります。
でも、すぐにカールのうすあじは食べつくしてしまい・・・
ついに禁断のアレに、手を出してしまったのです。
カールのチーズあじ、うまい・・・!
こんなのは邪道だ、でも、仕方がない・・・裏切りではない・・・!
そんな気持ちで口に入れると・・・
う、うまい・・・!!
濃厚なチーズが、うまい・・・!!
やはりカール、うすあじだろうがチーズあじだろうが、カールはうまい!
とりこになって、チーズあじを食べる日々が続きます。
そんな日々をしばらく過ごした後、東京のスーパーでもうすあじをみかけるようになりました。
ついにわたしのうすあじが手軽に買える・・・!!
もちろん買います。食べます。待ち焦がれていた味です。
ぱくり。
・・・う、うすい。味がうすい。うすあじだから。
なんということでしょう。
私の舌は、チーズあじに慣れきって、繊細なうすあじでは物足りなくなってしまっていたのです。
東京にうすあじが売ってなかったときのカルチャーショック以上に、ショックを受けました。
でもカールはおいしい。それはゆるがない。
それからは、チーズあじをベースに、時折うすあじを買うという、若かりしころの自分には聞かせられない日々となりました。
そんなカール、数年前に「売り上げが悪いから」と東京では売られなくなってしまいました。
わたし、買ってたのに・・・(涙)
なのでまたしても、実家に帰った時にカールを買う状態に逆戻りです。
カールの歴史
これを書きながら、カールのサイトを読んでいたら
・1969年に「カレー」が発売
・1971年に「うすあじ」登場
関西の人に「チーズあじ」が人気なかったから、関西の人に喜んでもらおうと、鰹だしをベースに昆布を利かせた味わいの「うすあじ」を発売
チーズが元祖で、うすあじは関西の人のためにつくられたなんて・・・!
ああ、カールが食べたい。
お願いカールおじさん、近所のスーパーでカールを売ってください。